ドキュメンタリー 海鳴り 娘よ…今どこに

ドキュメンタリー 「海鳴り 娘よ…今どこに」

津波で行方不明になった娘さんを捜す夫婦のお話。長靴を履き、流された物をどかし、娘を捜す。そしていつも砂浜へ赴く。

夫妻にとって一人娘。休みには家族で出掛け、家族仲は大変よかった。
20歳代の後半になる娘さんは、アルバイト先の自動車学校で津波の被害に遭う。二階に非難して流されたらしい。
娘が津波にのまれた場所でも捜したが、夫婦が見つけたのは彼女の鞄。
初給料で買った思い出のブランドの財布はキレイに掃除され、娘さんの帰りを待つ。「まだ夢のよう」

誕生からのアルバムは、夫妻の愛情をたくさん受けてるなぁっていう娘さんの姿がたくさん。泣ける…。


震災以来、手付かずにしていた娘さんの押し入れからは、幼い頃遊んだ人形やクレーンゲームのぬいぐるみがたくさん出てきた。
あぁ懐かしいなぁ、これはあのときの…笑顔で思い出語りしながら夫妻はぬいぐるみをごみ袋へ入れてゆく。
小学校の文集が出てきて、書かれてあった将来の夢は『父の仕事の手伝い』なんだ、(仕事場に)連れていけばよかった、と言うお父さん。
小学校の頃の夢って、〜になりたい、っていうのが定番だと思うんですけど、父の仕事の手伝い…いい娘さんですね(ホロリ)


海を見て夫妻は顔を見合わせ、
「ね」
「海に」
「たぶん海にいるんだよね」
今でも夫婦で娘さんの帰りを待ち続けています。


(だめだ涙腺ゆるみっぱなし!)