ドキュメンタリー 豪雪の里と咲栄ばあちゃん

「豪雪の里と咲栄ばあちゃん」


そのうち出てくるハズの動物が出てこないなー、と思っていたら先週の予告と内容そっくり違うじゃないっすか(『内容を変更してお送りします』系のお断りテロップ一切ナシってどうなんですか)。予告がかなり衝撃的映像だったんでお蔵入りしたんでしょうか?私的には今週すごく楽しみで大泣き覚悟してたんですがそうですか…。


『アレ?動物は?』と思いながらも違和感タップリに進んだ今回の放送は、御年八十八歳の女性が主役です。米寿です米寿。いやー米寿と思えぬ脚力で歩き、庭である山での山菜採りと山の幸に富んだ自炊(これがまたヘルシーかつうまそうでヨダレが…)委託を受け、12月から3月の間、雪深い地域の郵便配達をされているという…(このようなご高齢の方にさせていいのか?てかどこが依頼してんだ?大丈夫なのか?)と、突っ込みどころ満載です。
咲栄さんの暮らす地域では子世代の後継者が減り(限界集落化?)最大27世帯→現在13世帯へ減少しているところに、彼女は毎年12月1日より一軒一軒郵便配達をしている。大変だなぁと思うのですが、69歳より引き受けた集落の郵便配達、当人は毎年楽しみにしているんだとか。郵便ブツを受け取り、それを仕分けるのもご本人が行っています。

配達は、片手に傘、片手にカバンを乗せたソリを引き、坂の多い道を歩いて行きます。高齢者の多い集落では冬になると誰にも会わない日が続くため、言葉を交わす大切なひとときとなる。配達がすべて終わると、ソリで一気に坂道を下りていく。気持ちよさそうです。
膝や足腰も痛くなってもおかしくない年齢であるのに、配達時は雪降る坂道を5キロ歩くんだとか。すごい。すごすぎる…
自宅の雪下ろしもご自分で屋根に上がってやってます。すごいおばあちゃんです。

遠くに住む娘たちは母の身を案じています。娘や孫、穏やかで優しそうで祖母であるおばあちゃんの人柄が偲ばれます。

『最後に会っておきたい』集落を離れ、子どものところへ移住するというお宅を訪ねます。また一つ、配達先が減ってしまった。それでも次の冬も郵便配達を続けるつもりのおばあちゃん。
『また春になるとみんな喜びあったり楽しみになったり…またがんばって野菜作り、またするんさ』


予定外の内容にぼんやりみてましたが、久しぶりのほんわか系で和みました。おばあちゃん、お元気で、どうか体に気をつけてください。


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